2025年度から新たに始まる「江戸東京伝統芸能祭」は、半世紀以上にわたり親しまれてきた「都民芸術フェスティバル」を継承し、能楽、日本舞踊、邦楽、寄席芸能、民俗芸能など、日本の伝統芸能に特化した祭典として生まれ変わりました。本格的な舞台公演から、気軽に参加できる体験型ワークショップまで、子どもから大人まで幅広い世代にお楽しみいただけます。
東京タワー ・ メインデッキにて、高さ150mからの開放的な眺望とともに、笙(しょう) ・ 篳篥(ひちりき) ・ 龍笛(りゅうてき)が奏でる悠久の響きを、特別な空間でご堪能ください。
東京タワーのメインデッキを会場に、日本の伝統音楽「雅楽」を間近に体験いただける特別なひとときをお届けします。
明るい光に包まれながら、雅やかな音色をお楽しみください。
また、当日は会場に龍笛体験コーナーを設けます。演奏を通じて、雅楽の魅力をより身近に感じていただけます。
雅楽を初めて鑑賞される方におすすめのプログラムです。
※体験コーナーは人数制限がございます。予めご了承ください。
2025年11月24日(月・休)
一回目 14:00 開演 / 13:30 開場
二回目 15:30 開演 / 15:00 開場
※公演時間は各回約30分
野津輝男(笙)
髙多祥司(篳篥)
伊﨑善之(龍笛)
野津輝男
髙多祥司
伊﨑善之
東京タワーメインデッキ1F Club333(クラブ・トリプルスリー)
無料
※メインデッキまでの展望料金のみでお楽しみいただけます。
車いすをご利用のお客様は、
入口からメインデッキ(大展望台)エレベーターまでバリアフリーでご案内します。
エレベーターはメインデッキ2階に到着します。
メインデッキ1階へ移動の際は、お近くの係員までお申し出ください。
その他、バリアフリー情報は、東京タワー公式Webサイトの案内をご参照ください。
外国語対応(MCによる英語通訳)
春鶯囀は雅楽の中でも最上位に位置する大曲の一つです。
組曲の形式となっており全6楽章あり、今回は第1楽章と第4楽章を演奏致します。
第1楽章「遊聲」は、雅楽の中でも数多くない無拍節(フリーリズム)の曲です。
無拍節の中に笙・篳篥・龍笛がうねる様に掛け合います。
第4楽章「入破」は拍節の中に流れる、大曲らしい華麗な旋律をお楽しみください。
Q. 初めて観る人におすすめの視点は?
A. 難しく考えず、まずはご鑑賞をお楽しみください。
海や山など自然を見る様に、
そのままを感じていただけたらと思います。
Q. 公演や演目の中で「是非見てもらいたい点」は?
A. 雅楽には指揮者がおらず、奏者一人ひとりが
呼吸を合わせながら演奏を進めます。
お互いを見合わず、同じ方向を向き演奏するため、
その呼吸の一体感をぜひ間近で感じてみてください。
Q. 鑑賞前に知っておくと、もっと楽しめる歴史や背景は?
A. 雅楽は堅く構えて聴かれることが多いですが、
どうぞリラックスしてお楽しみください。
中には眠ってしまう方もいらっしゃいますが、
それは「心地よい=演奏が良い」というサインと
私たちは考えています。肩の力を抜き、
心ゆくまで雅楽の音色に身を委ねてください。
主催 :
東京都 / 公益財団法人東京都歴史文化財団 / 江戸東京伝統芸能祭実行委員会
協力 :
一般社団法人雅楽協会 / 公益社団法人落語芸術協会 / 株式会社たなかや(楽器協力)
助成 :
一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)
制作 :
公益社団法人日本芸能実演家団体協議会